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「IT × 開発者支援」を通じて"エンジニアの幸福度"を高めるために人生をハックしながら学んだことをお届けします

プログラマーではなく、テクノロジーで問題を解決するのが上手い人を目指そう

★こちらの記事は評判が良かったnote記事を、より幅広い方々に読んでいただくために転記したものです。

こんにちは。職業「戸倉彩」です。
この記事を読んでくださっている多くの方はプログラミングに興味関心の高い方が多いことを想定し、今回は、元Facebookのデータサイエンティストからソフトウェアエンジニアに転身した海外YouTuberとしても有名なJonathan Maが2018年に公開した「Don't Be A Programmer」動画をベースに自分なりの解説も交えて紹介していきたいと思います。まずは英語にはなりますが次の動画をご覧ください。
※英語が苦手な方は、YouTubeの設定から日本語自動翻訳を使って視聴してみてください。

プログラマーを目指す人から寄せられる代表的な質問

「どの言語を勉強すれば良い?」「どれくらいの数の言語を習得しておくべき?」「IT企業に入るにはどの言語がお勧め?」 ITエンジニアやプログラマーを目標として活動されている皆さんは、プログラミング言語のスキル習得にこだわりを持っている方も多いと思います。しかしながら、これらの質問はあまり適切ではないと考えている現役で活躍するエンジニアは少なくありません。なぜなら、このような質問の意図から察するに「プログラミングを学ぶために、プログラミングを学んでいる」可能性があるからです。プログラミングはツールにしか過ぎません。

忘れ去られがちなあの時の気持ち

なぜ最初にプログラミングを学ぼうとしたのかを忘れてはいけません。それは大企業で働くことや、プログラマーという肩書きではなく、自分がコードを書くことで何か物事を解決することが達成できた成功体験があったからではないでしょうか。例えば、自作ホームページの開発した経験をお持ちの方であれば、自分が届けたい情報をより多くの人に届けられるための場所を創り出したことに意味があったことを知った瞬間が記憶のどこかに刻み込まれていたりしませんか。

プログラマーは問題を解決できる人であり、創作できる人であり、革新できる人であれ

プログラミングは、鉛筆のようなものと例えると理解しやすいかもしれません。鉛筆を使って美しい絵を描いたり、小説を書いたりすることで、たくさんの素晴らしいことができます。繰り返しになりますがプログラミングは素晴らしいものをデジタル上で作るためのツールです。すなわち単に目的のためにプログラミングすることを学ぶのではなく、テクノロジーの力で問題を解決するため、創作をできるようになるため、革新しながら新しい文化を広げることができるようになるためのコーディングを学ぶことに価値があります。 面接などのシーンで「プログラマーになれたらどんな仕事をしたい?」と聞かれた時に「毎日プログラミングをしたい」と漠然と答えるのではなく、「◯◯◯を実現するためにコードを書きたい」と主張できるプログラマーが社会でも求められているように思います。

社会の問題にテクノロジーで挑む取り組みに関心を

最後に、皆さんは、シビックテック(Civic Tech)という言葉を聞いたことがありますか? 市民がテクノロジーを活用して行政や地域の問題を解決しようという取り組みのことです。

国内ではCode for Japanが、行政・市民・企業の三者で協力して地域行政の抱える課題解決に向けた活動が行われており、プログラマーの皆さんの善意による協力を必要としています。※もちろんプログラマーではない方でも、ニーズに合わせてどなたでも参加できます。詳細や最新情報につきましてはサイトやイベント情報をご確認ください。

他にも日本全国には地域版 Code forや、さまざまな団体やコミュニティが活動をしています。ぜひ、これを機により多くの方にシビックテックに関心を持っていただき、参加するきっかけに繋げていただけると嬉しいです。技術レベルに関係なく、自分のできることで誰かの役に立つことは、それ以上に得られるものがあります。

また、冒頭でご覧いただいた動画の後半に、Call for Code 2018へ参加の呼びかけメッセージがあったかと思いますが、今年はCall for Code 2020が開催されています。グローバル規模で緊急性の高い「気候変動」または新型コロナウイルスの課題に直面した人々の手助けになるソリューションを開発し、日本からでも応募することができます。※詳細につきましてはCall for Codeグローバルチャレンジ 2020日本語サイトをご覧ください。

最後に

Don't be a programmer. Be a problem solver, a creator, an innovator.
プログラマーではなく、テクノロジーで問題を解決するのが上手い人になりましょう。

少し説教っぽくなってしまいましたが、もし皆さんの周りでこの記事が役立ちそうな方がいらっしゃったらシェアしていただけると幸いです。

Have A Happy Life♪ ※Twitterで最新情報発信中 @ayatokura